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視聴完了。
今回も萌語りはmixiに任せて作品の感想をば。
単純な感想として面白い。その一語に尽きる。
頭を使うタイプの物語、かつ展開が早いストーリーを視聴者の理解が追い付くように作った手腕も評価したい。
複雑に入り組んだと見せかけて、その実無駄キャラ無駄シナリオが殆どないタイトな作りだ。
登場人物にも意味があるし、シナリオも必ずストーリーを進行させる。
それがテンポ良い展開を生んでいる。
さて、そんなストーリーの行き着く先として"あの"ラストがある訳だけども、それについても触れない訳には行かないでしょう。
まず問われるのが、あれで本当に良かったのか? ということ。
確かに世界は良くなった。大多数の人間が幸せを手に入れた。
でも、その為に犠牲になった人達はどうなる?
仕方ないで済ませるには余りにも重すぎる。
だからその問いの糾弾を、平和の裏にある歪みをルルーシュは一身に背負って消えた。
決して恒久的な平和を得たわけではないだろう。まだまだ人間は争う。
それでも小さくでも一歩づつ進むためにルルーシュは身を捧げた。
人間を信じて。
その姿は殉教者にも似ている。
ルルーシュは最後まで全ての人間を救おうとした。
スザクにすら「罰」という名の救いを与えた。
自らの存在を殺し、世界の為に身を捧げるという罰を。
それは、過去に親を殺して以来罪に苛まれながら裁かれることの無かったスザクを罪悪感から救おうとしたルルーシュの優しさだったように思う。
では問い、あれで本当に良かったのか? に対する答え。
良いも悪いも無い。しかし結果は出た。
何故ならばルルーシュは倫理的な過程を経る事は重要視していなかった。
最後の最後まで結果主義だった。
何故ならば最初から過程で産まれる罪を自分が背負うと決めていたから。
それが自分の解釈。
さて、では少し観点を変えてロボットアニメとしてのコードギアスはどうだったか。
うん、面白いと思います。
パワーアップとか必殺武器とか変形とか。ロボットアニメファンのツボはしっかり押さえてる。
個人的な意見ではあるけどロボアニメは中二病的であればあるほど面白い。
その意味では相当に面白かった。
量産機と専用機のスペック差とか。
たった一機にゴミクズのように倒される量産機。
一騎当千の爽快感はロボットアニメの醍醐味ですよ。
そして独特のアクションも顕在でしたね。ああいう壁とかを使ったアクションてロボットアニメにはなかったよなと思うと結構新しい事もしてる。
ただしスパロボ的には、かなり扱いが難しいよなぁ。
長々と語ってしまったなぁ。
うん、でもやっぱり一言で纏めるなら「面白い」ですよ。
本来ならそれだけで感想は十分。そう言える作品でした。